Razer DeathAdder V2 Proを買った

※私はゲーマーではありません。ゲーム用途でのレビューをお求めの場合は、他のサイトを見ることをおすすめします。リフトオフレンジとか知らん。

 

こんにちは。マウスクラッシャーのたじりんです。

今まで使っていた500円の激安ワイヤレスマウスのスイッチを壊したので買い替え先を探していたところ、光学スイッチなるものを発見しました。

光学スイッチは物理的接点の代わりに光学センサーを使うものです。
チャタリングが起きづらいみたいですがチャタリング以前にクリックが反応しなくなる壊し方をする私にとっては耐久性抜群なのでは?と思い光学スイッチ搭載のマウスを試しに購入してみることにしました。

 

マウスを探すにあたって以下の条件で探しました

・光学スイッチ搭載

・ワイヤレスであること。尚且Bluetoothのマルチペアリング or Bluetooth+USBドングルで複数台のPCで使えること

光学スイッチマウスは有線であればバリエーション豊富なものの、ワイヤレスとなった途端に一気に候補が減ります。ワイヤレスであってもドングルのみでBluetoothも対応しているというマウスはほぼありませんでした。そんな中で見つけたのがRazerのDeathAdder V2 Proです。
これはUSBドングルによるワイヤレスの他、Bluetooth接続と有線接続に対応している光学スイッチ搭載マウスです。

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(本当は原神版が欲しかったけど、購入時点では非常食があしらわれたマウスパッドしか買えそうになかった)

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付属品はマウスのポーチ、有線接続用のMicroUSBケーブル、ドングルを延長するためのアダプターです。

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ドングル延長用のアダプターは有線接続用のケーブルを刺して使います。ドングルをマウスの近くに持ってくることによって安定性を向上させるためだと思います。

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USBドングルは本体裏に収納することができます。写真にはありませんがドングルを入れる場所には半透明の蓋が付きます。またプロファイルを切り替えるボタン、接続方式の切り替え兼電源スイッチがあります。金色の接点とくぼみは別売の充電ドック用のものです。

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本体のボタンは左右クリックとホイールの他にホイール下部に2つのボタンと、左サイドに2つのボタンがあります。これらのボタンは専用ツールを使うことによってアサインを変更することができます。

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Razerのゲーミング製品ですから光らないわけがありません。Bluetoothのペアリング待機時は青く光ります。常に1,680万色の中から好きな色を光らせる事も可能ですが私は電池を持たせるために光らないようにしています。

サイズ感に関しては人によりますが、今まで持ち運び用の小型マウスを普段使いしていた私には大きすぎると感じました。手が小さい人は腱鞘炎になりやすくなるかもしれないです。

肝心の光学スイッチですが、押した感じはメカニカルスイッチと遜色ないように感じます。Razerの光学スイッチは2世代ありDeathAdder Pro V2 Proは2世代目のスイッチが搭載されています。1世代目のスイッチは触ったことがないので比較できませんが他のレビューを見る限りは良くなっているようです。

 

良かったところ
・軽い
88gしかないので乾電池を入れるタイプのマウスよりも軽いです

・今の所唯一(?)のBluetooth+USBドングルによるワイヤレス対応の光学スイッチマウス
買った理由です。サイズ的にはSteelSeriesのPrime Mini Wirelessの方が好みですがUSB-Cのドングルしか対応していませんでした。

キーアサインなどのプロファイルを本体に保存できる(最大5つ)
macOSではキーアサインの編集ができないので重要な機能です。

 

良くないところ

・高い
9000円ぐらいします。普通のワイヤレスマウスは半額以下でバリエーションが豊富にあります。

・充電式であること
これは良いところであって良くないところでもあると思います。電池を買わなくて済むのは楽ですが交換してすぐ満タンとはいかないのが充電式の欠点です。また交換不可なので劣化することも考えられます。そもそも充電するのにケーブル刺したりドックを買わないといけないのは面倒です。

・殆どのMicroUSBケーブルは使えない
端子自体はMicroUSBですがケーブルの持ち手みたいな箇所がめっちゃ細くないと刺さらないです。手持ちのMicroUSBケーブルは全滅でした。出先に持っていったりするので電池が切れた際に純正ケーブルでしか充電できないのは困ります。ケーブル自体は布編みなので断線には強そうですがそもそも無くしてしまったらどうしようもないです。充電ドックもありますが評価が悪い上6500円もするのでそこまでするかと言うと・・・

MicroUSBケーブル自体は100均にもあるので加工すればなんとかなるっちゃなんとかなるはず。
(純正形状のケーブルはAliExpressなどで購入できます。充電ドックも互換品があるようです。)

 

Macで使う上での不都合

macOSでは電池残量すら見れない
OS標準機能ではもちろん見れませんし、サードパーティBluetoothバイスの電池残量が見れるソフトを使っても見れないです。せっかく1,680万色に光るLEDが付いてるのに電池残量を知らせる機能もないです。5%以下になるとLEDが赤く点滅します

macOSではカスタマイズが全くできない
Razer製品のカスタマイズ用ソフトであるRazer Synapse3は今の所Windows版しかありません。macOS用にSynapse2.0はありますがマウス自体が対応していないため全く使えません。そのためマウスのカスタマイズのためにWindows環境が必須です。一度Windowsでカスタマイズすれば本体に保存出来るのでMacでも使えます。ただしWindowsにはコマンドキーなんて無いのでコマンドキーを使うショートカットキーをアサインすることは出来ません。

・サイドボタンに戻る・進むを割り当ててもFinderでは機能しない
(ブラウザでは使えます。このへんは専用ドライバがないマウスはどれも同じだと思います)

 

Windowsで使う人はカスタマイズにおいて困ることは無いと思います。
Macで使う人、macOSの環境しかない人はカスタマイズどころか電池残量すら分からないことを理解する必要があります。充電ドックを使ったり毎日充電するなら良いんじゃないんですかね。

 

BluetoothとUSBドングルで切り替えられる、というのはとても良いです。複数のマシンを一つのマウスで操作できるのはかなり便利です。在宅ワークなどで同じマウスを私用PCと社用PCで使い分けるといった使い方ができます。
このマウスの一番の売りである光学スイッチはしばらく使った上で追記したいと思います。

 

まとめ

充電ドックとのセットもあるので予算に余裕がある場合はそっち買った方が良いかも。
Windowsユーザーにおすすめ。買う前に大きさを実機でチェックしよう。
Mac使いは覚悟しろ。

 

12/20追記

大きさには慣れました。50%充電で1週間は持ちました(使うたびに電源オン、基本的にLEDオフ)
WindowsのSynapse3でLEDのプロファイルをうまく保存できないのか、色固定にしているはずなのにMacで使うと色が随時変わる設定になってしまいます(Windowsだと色固定で動く、LEDオフで保存すればオフのまま)
原神版出たけど倍ぐらいの値段になってるのでスルー